浄善寺 Jozenji Temple 上越市
| インドのパゴタ様式を取り入れたエキゾチックな雰囲気で、当時としては珍しい鉄骨鉄筋コンクリート造りの本堂を持つ寺院。親鸞聖人が枕に見立てて身を横たえたという「御枕石」や寺宝「川越十字名号」などを安置している。 開闢(かいびゃく)は室町時代で、柿崎で親鸞聖人に出会われた夫婦が初代と伝わっている。 ある年の冬の事柿崎の里扇屋の門に立たれ一夜の宿を乞われたが断り、僅かに古筵一枚を投げ与えたのみであった。聖人は雪を褥に石枕で、声高らかに専ら称名を唱えた。これを戸の隙間から聞いた夫妻は凡人に非ずとして急ぎ家の中へ招じ、その教えを聞いて聖人の弟子となった。翌日米山川(黒川)の辺りまで見送り、名残を惜しみ川の向こうの聖人から帰命尽十方無礙光如来の十字名号を授かった。世にこれを川越名号という。聖人から順信の法名を授けられ、自家を庵室に改めたという。後、三代目順西坊の時本願寺第三世覚如上人より浄善寺の寺号を授けられたといっわれる。 江戸時代には、柿崎御坊とよばれる京都本願寺の出張所のような寺院として存在した。 江戸時代から明治時代にかけて、三度の大火にあい、明治30年(1897)の柿崎大火の際に本堂が全焼した。現在の本堂は、昭和3年(1928)に再建されたもの。 浄善寺本堂は令和元年12月5日に国の登録有形文化財に登録されている。 また、境内にある大ケヤキは推定樹齢400年を超えているといわれる。 |
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