白玉の滝 Shiratama Falls 新潟市


白玉の滝は南蒲原郡田上町との境の会津丘陵に座する菩提寺山(248m)が源流で、信濃川に合流する東大通川の最上流にある。四季を通じて人々から親しまれている。
駐車場から歩いて生い茂る樹木で鬱蒼として暗い中に静寂を破る滝の音が聞こえてくる。落差7mで岩をすべるように流れる雌滝である。水量はそれほどでもない。
雌滝からさらに百メートルも歩いて上ると、より落差のある雄滝がある。雄滝は落差15mで真っ直ぐに糸をように落ち、しぶきが飛ぶ。
滝の水はあくまで清く、玉のように落ちる様子が、滝の名前の由来である。どちらも、どこか山水画を思わせる、品のよさを感じさせる滝である。
順徳天皇の時代(1210~21)から知られ、かつては菩提寺山山伏の修行の地であったとも言われ、夏は避暑・納涼の地として利用されている。
7月が滝開き。毎年1月初旬、水温3~4℃の中で、阿賀野市の市民団体「健魂」が2004年(平成16)から毎年「白玉の滝打たれ」を実施している。一般参加者も受け付けているという。(案内図)


白玉の滝
由来より

白玉の滝の起源は確かな文献はなく詳らかではないが、大同四年(809)弘法大師が菩提寺山に、寺を建立されている。この歴史から推測すると、菩提寺山の麓から流れる谷川の水は臍清水(伝説にのこる。)と合流して滝に落ちるので地形的にみて、大同年間に発見されたものと考えられる。
白玉の滝の名称は、清い水が巨大な黒い岩肌の先端、約十五メートルの高い所から、水玉が光に白く輝き流れ落ちるさまから、白玉と呼ばれたものと推測される。(雄滝落差 15メートル、雌滝落差 7メートル)
(順徳天皇の頃(1213~1221)から知られ、かつては山伏の修行の場であったという。)

金津神社奉賛会・金津自治会・新津観光協会

菩提寺山
























白玉の滝 駐車場 進入口 菩提寺山