不動滝(大滝) Fudo waterfall (Otaki) 妙高市


妙高山(2454m)の北地獄谷から流れてくる大田切川の最上流部に落ちる。
弘法大師が発見したといわれる関温泉にほど近い大田切川にかかる滝である。大滝が正式名で、落差20m、突出した大きな岩の間から滝が落ちる。一名を不動滝と呼ぶ。
滝の上部に架かる関ー赤倉観光道路の不動大橋から300mほど参拝道をくだると滝壺にいたる入口がある。参拝道入口の道路脇には、延命地蔵尊が安置されている。
湯に鉄分が含まれる温泉のせいか、滝壺の岩は黒くヌルヌルしている。滝壺の脇に大滝不動尊を祀るコンクリート造りのお堂があり、眼病にご利益があるといわれ、信仰をあつめている。
以前は現在の2倍の高さがあり、妙高山系で最も大きな滝であったため、「大滝」と呼ばれていた。
周囲の大田切渓谷とともに四季折々に美しい景色が楽しめ、特に紅葉の季節の美しさは必見だ。






大田切渓谷

大田切川は不動滝から上流7kmに渡って渓谷を作る。この滝の上部に架かる不動橋から渓谷が眺められ、ビューポイントとなっている。渓谷は、大して深くもなく細い。大田切川はゴロゴロ石の多い瀬や渕をゆったりと流れ下る。秋は渓谷全体が黄金色に彩られる。
燕温泉から惣滝に通じる登山道に入り約10分程度で沢を挟んだ左岸に、落差50mの「そうめん滝」が見られる。秋は、黄金色に染まる紅葉の中に流れ落ちるそうめん滝は美しさに感動する。


  • 〔見ごろ〕 10月中旬~10月下旬
  • 〔紅葉のお薦め度〕 ★★★★
























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