西福寺開山堂 Saifukuji Temple Kaisando-Hall 魚沼市
| 小出の南部、国道17号線の虫野から南東へ800mほど入った山麓にある。室町時代の後期の天文年間(1532~1555)、上杉謙信が今の南魚沼郡大和町に創建、岩松庵と称した。これが開基とされ、江戸時代中期の元文3年(1738)、現在地に移建、西福寺と名を改めて再興されたという。 境域は約3,600㎡、雑木林に囲まれて享保2年(1802)建築の本堂ほか、江戸末期造立の開山堂・庫裏・山門などがたつ。本尊は阿弥陀如来。 本堂に隣接して、雪から守るための屋根で覆われた総ケヤキ造り、唐様でまとめられた開山堂は、曹洞宗の開祖道元と西福寺を開山した芳室祖春大和尚を中心に歴代の住職がまつられている。 内部の格子天井と欄間に広がる「道元禅師猛虎調伏之図」は、道元禅師(1200~53)が宋(中国)の廬山で猛虎に会ったという話を題材にしている。透かし彫りという技法で彫られ、極彩色に塗り上げられた立体感のある彫刻(県指定文化財)は見る者を圧倒する。 これは幕末の彫刻師石川雲蝶(1814~83)の手になるもので、完成に18年の歳月を費やしたといわれている。その見事な出来栄えは、『越後日光』の別称がある。(☛ 石川雲蝶) |
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