梅護寺 Bigoji Temple 阿賀野市



梅護寺 数珠掛ザクラ
八房山小島御坊梅護寺 浄土真宗本願寺派の寺。文化10年(1813)親鸞等身御影が下付され別院資格が与えられた。
親鸞は承元3年(1209)11月から数か月間小島集落に滞在したといわれるが、その時、京からの落人で、親鸞の布教により真弟子となった廣橋忠則が蓮位房釈龍運の法名をもらい開基したと伝えられる。親鸞等身御影ほかの宝物を所蔵している。親鸞聖人にまつわる「越後七不思議」のうち「八房の梅」と「数珠掛桜」2つがある。

この地方の言い伝えでは、親鸞が布教のため、阿賀野川の旧堤防沿いにあった小島集落にやってきた時、みすぼらしい姿であったため村の人達は見向きもしなかったが、正直者の百姓の佐五郎夫婦は親鸞を呼び止めて家にあげ、お経をよんでもらった。
佐五郎は親鸞の説法にすっかり引き込まれ、信者となると、親鸞は大いに喜び「帰命尽十方無碍光如来 きみょうじんじっぽうむげこうにょらい 」の十字名号を書き与えたという。
佐五郎は食事として飯と一粒の梅干を差し上げ「貧乏で何もおもてなしできませんが、どうぞ召し上がってください」といって勧めたという。親鸞はそれを食べた後、梅干しの種子を庭に植え、念仏のありがたさを説いて「のちの世のしるしのためにのこしおく 弥陀たのむ身のたよりともかな」という歌を一首詠んだという。
翌年、その梅干の種子は芽を出して、やがて木になって花が咲き、実をつけた。この梅は一つの花から八つの実がなったという。この梅の木は「八房の梅」といわれ草庵跡にあり、今でも八つの実を結んでいる。


❏〔所在地〕 新潟県阿賀野市小島377

❏〔問い合わせ先〕 0250-67-2915

❏〔アクセス〕
  • 🚅…JR信越本線新津駅からタクシーで15分
  • 🚘…磐越自動車道「新津IC」より車で10分 ※ルートマップ

❏〔駐車場〕 有り

❏〔宗派〕 浄土真宗本願寺派

❏〔見どころ〕
  • 八房の梅
    〔開花時期〕 4月中旬
  • 珠数掛ザクラ
    〔開花時期〕 4月末~5月中旬

月期間 期間 八房の梅→ 期間 珠数掛ザクラ→
❏〔ウェブサイト〕 阿賀野市 梅護寺

❏〔周辺の観光施設〕





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