石黒山 Mt.Ishiguroyama 村上市




@じゃらん
石黒山山域は、約200haの広がりを持ち、朝日山連峰に源流をなす三面川の支流猿田川の右岸にあたり、周辺一帯は郷土の森としてブナを中心として、トチやミズナラの原生林の雄美な景観を見ることが出来る。
山形県朝日村に通じる全長51㎞の朝日スーパーラインの開通と共に登山道が切り開かれた。猿田川野営場をベースとした日帰りコースの山である。3.5kmの登山道は、石黒沢に沿ってあり、途中から左に渡って急登となる。ブナの原生林の林間を通る登山道。
山頂は標識も無い地味な山ですが、山頂手前の開けた箇所からは村上方面の日本海や朝日連峰、飯豊連峰が望める。
登山時期は、朝日スーパーラインの開通期間中に限られ、冬期間は閉鎖される。
(案内図)

🔶登山口から山頂までは全長約4km、ブナなどの広葉樹林の中を歩く。平坦な道を約30分、登山道は川幅が4~5mの石黒沢を渡る。沢ではオオルリホオジロクロツグミが姿を見せる。
ここから急なガレキの道の登りとなる。シダが繁茂する夏には、エゾアジサイの花がきれいに咲いている
急登を登り終えると、しばらくは緩い登りのブナの樹林帯となる。6月初旬の新緑の頃、ブナの芽吹きと林床に咲くカタクリミヤマカタバミなどの山野草を見ながらの登行となる。緩急の登りを繰り返し、しばらく行くと眺望の良い「見晴らしの松」に至る。
一時休憩し、間近に迫った山頂を目指す。タムシバヤマツツジの花が美しく咲いている。急登を登ると平坦な山頂に避難小屋がある。飯豊連峰、朝日連峰、蔵王、日本海などの眺望が楽しめる。





















石黒山 登山口