飯豊山 ( いいでさん ) Mt.Iide 阿賀町



磐梯朝日国立公園内に位置し、可憐に咲く高山植物が有名で、日本百名山のひとつに数えられている。山頂には飯豊山神社がある。飯豊山の開山は古く、白雉3年(652)、役小角と知道和尚によるものと伝えられ、信仰の山として崇められてきた。
山形県小国町と新潟県阿賀町の県境にあるが、南東麓の福島県側から山頂を経て御西岳に至る登山道付近のみが福島県喜多方市になっており、山頂付近は喜多方市である。
理由は、明治期に廃藩置県後飯豊山付近が新潟県に編入されたが、飯豊山神社宮とする福島県側の猛烈な反対運動により、参道にあたる登山道および山頂を再び福島県にすることで決着した結果である。
飯豊連峰の主峰は飯豊山(標高2,105m)であるが、最高峰は大日岳(標高2,128m)である。
飯豊山の名の由来には諸説あり、確定していない。福島県会津地方では「いいとよさん」とも呼び、雪化粧した山容が飯を豊かに盛った様子に見えることから、この名がついたとされる。
山頂からの眺望は、南西方向から なだらかな稜線でお花畑が続く御西岳~その奥に最高峰の大日岳~烏帽子岳と北股岳~ 宝珠山から北へ延びるダイグラ尾根などが眺められる。また天気がよければ、日本海が見える。
また各登山口からの所要時間が長時間となり、体力のある人でも山小屋の利用が進められる。




























飯豊山 飯豊本山避難小屋 御西小屋 梅花皮小屋 門内小屋 実川登山口 奥胎内登山口 大石ダム登山口