加茂湖 Lake Kamo 佐渡市



両津港の背後にひろがる海跡湖。新潟県最大の湖。面積4.7K㎡、周囲17㎞、水深は最深部8.7m、平均6m前後。
古くから『越の湖』と称された淡水湖であったが、湖水の氾濫を防ぐために、明治34年(1901)、湖北に堰堤を築き、両津湾とを結ぶ境川を開削して漁船の航行の便を謀ったところ、海水が流れ込んで鹹水湖(塩水湖)になってしまった。
コノシロ・メバル・カレイ・クルマエビ・ナマコ・アサリなどが生息し、昭和7年(1932)から始まったカキ養殖が盛んに行われて、湖面に浮ぶその養殖いかだは、両津の風物詩の一つとされている。
北東岸の両津市を除けば、湖岸に遮られるものがあまりなく、東畔の加茂湖展望の丘からの、金北山を水面に映して静まる湖のながめは素晴らしい。加茂湖随一の景勝と言われている。
湖岸は遊歩道やサイクリングロードが整備され、古くから歌にも詠まれた風情ある景色を楽しめる。




🌌加茂湖八景

琵琶湖の近江八景に模して選ばれたもので、次の通りである。

両津橋の夕照

湖鏡庵の晩鐘

湖鏡庵は加茂湖のほとりの高台にあるお寺。雑木に覆われて加茂湖は見えなくなっており、現在寺鐘もなくなっている。

金北山の暮雪

椎崎諏訪神社拝殿裏が「加茂湖展望の丘」と名付けられた展望地となっている。金北山のビューポイントとして最適。

椎崎の帰帆

椎崎台地の上にある諏訪神社拝殿裏が「加茂湖展望の丘」と名付けられた展望地となっている。

籠米の落雁

籠米(こごめ)に樹崎神社がある。鎮守の森があり、加茂湖八景に撰ばれるほど眺望がすばらしい。

鳥崎の晴嵐

鳥崎弁天  ※GOOGLE 画像
  • 〔所在地〕 佐渡市新穂潟上

五月雨山の夜雨

羽黒山(標高365m)の別名。
京極為兼の和歌に 「年を経てつもりし越のみづうみは五月雨山の森の雫か」がある。

米山の秋月

米山(標高543m)





樹崎神社 ※GOOGLE 画像

加茂湖に張り出した岬の先端にある。御祭神の市杵嶋姫命は水の神だが、商売繁盛、金運の神様でもあり、かつて弁財天と称していたことから、地域の人は親しみを込めて「樹崎の弁天さん」と呼ぶ。創紀は応永元年(1394)。社殿の造りが珍しく、向拝にもみごとな彫刻が施されている。
場所は少しわかりにくいが、両津郷土博物館前の細い一本道を進むと現れる。樹崎神社の周辺は加茂湖八景のひとつ、籠米(ここめ)の鎮守の森で、眺望が優れ、両津甚句に『湊橋から樹崎が見える。見える樹崎の森恋し』とうたわれて親しまれている。

  • 〔祭神〕 市杵嶋姫命 ( いちきしまひめのみこと )倉稲魂命 ( うかのみたまのみこと )
  • 〔所在地〕 佐渡市秋津