糸魚川名物くし形かまぼこ Itoigawa specialty comb-shaped kamaboko 糸魚川市



糸魚川の焼きかまぼこはスケソウダラが原料。これは“白”という清潔感があるのと、油が少ないために焼いた時に弾力性を持たせるのに都合がいいためだだからだ。
糸魚川で焼きかまぼこを製造していた家は沿岸でタラがとれていた明治のころ、同市寺町一帯で200軒ほどもあったというが、終戦後は6軒となり、今は『一印かまぼこ屋』の1軒となりました。
『一印かまぼこ屋』は嘉永3年(江戸時代末期)創業。漁師だった初代松兵衛が、糸魚川で沢山獲れていたタラを使い、竹ぐしに魚肉を巻き、炭火で焼いたのが始まりだそうです。
昔ながらの製法にこだわり、石臼で魚のすり身を作っています。すり身の味付けが終わってから幅20センチ、長さ2メートルほどの板の上に半円形のくし型にして盛り付けて半日ほどおき、固まったところで、厚さ2センチ弱に切って、天火にかけてうっすらと焦がしてできあがる。江戸時代の櫛の形と似ていることから『くし型かまぼこ』と名がついたそうです。
製造業者が減ったのは、原料のタラの水揚げが減ったののが、減少の大きな理由で、現在では北海道から送られてくるものを利用して、家内工業程度の規模で継続している。
飾らない昔ながらのかまぼこは 風味もよく歯ごたえが良いのが自慢で、糸魚川土産に おやつ・酒の肴・食卓の一品として食されています。


㈲一印かまぼこ屋
〔所在地〕糸魚川市寺町2-7-8
〔問い合わせ先〕 025-552-0411
〔営業時間〕 8:00~18:00.
〔定休日〕 毎週日曜日 隔週水曜日
〔ホームページ〕http://ichijirushi.com/



「一印かまぼこ屋」では、「かまぼこメンチ」を開発。2016年3月国際ご当地グルメグランプリ第4位入賞、2016年8月戦国ご当地グルメ大合戦天下統一第一位入賞などなどB級グルメとして人気を博している。





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