中ノ岳 Mt.Nakanodake 南魚沼市



新潟県南魚沼市に位置する山で、標高2,085m。日本二百名山の一つ。
北の越後駒ヶ岳、八海山とともに越後三山を構成し、その最高峰でもある。魚沼地方からは最奥に見えるため「中ノ岳」と呼ばれるようになった。登山道はかつて日向山周辺の鉱山から鉱石を運び出す運搬道として利用された。日向山から先の登山道は湿地帯となっており、池塘もいくつか見られる。
八海山へ5時間、駒ヶ岳へは4時間で縦走できる。半月状のなだらかな山頂から”お月山”とも呼ばれている。
中ノ岳の山容は、頂上こそ緩やかな円頂を示すものの、西北に水無川、南西には黒又川、東に北又川の険谷を落とし、絶壁や雪渓に守られて容易に登山者を寄せ付けない。

三等三角点のある中ノ岳の南峰からは、駒ケ岳、八海山の雄姿がすばらしい。遠くは平ヶ岳から尾瀬の山々が遠望できる。頂上から少し下った北峰付近には無人の中ノ岳避難小屋がある。
























中ノ岳 中ノ岳避難小屋 十字峡登山口