櫛形山 Mt.Kushigatayama 胎内市



飯豊連峰を水源とする胎内川と加治川の間に位置する。全長約13.5km、最高標高568mの日本一小さな山脈・櫛形山脈にある山。平成元年(1989)、当時の中条町によって実施された櫛形山脈登山道整備事業を機に「日本一小さな山脈」が、キャッチフレーズとして使われることになった。櫛形山は、この山脈の最高峰。
頂上一帯にはブナの自然林があり、四季を通じていろいろな姿を見せ、特に新緑の季節にもなるとまぶしいばかりの緑にあふれる。
頂上からは、東に飯豊連峰や二王子岳をまじかに望み西に蒲原平野の田園と日本海を見下ろす大パノラマが楽しめる。
櫛形山付近には鳥坂山動揺、平安末期から鎌倉初期に栄えた奥山荘時代の史跡が点在する。自然と史跡の宝庫櫛形山脈の縦走コースは、関沢登山口から白鳥公園まで約6時間で走破できる。(案内図)

🔶中ノ沢尾根コース(登山口から山頂まで1時間15分)

未舗装の林道を行くとゲートがあり、車を止めて林道を5分ほど歩いた左手に登山口がある。登山口から杉林の中緩やかな階段を歩き、雑木林に入り右に曲がると中ノ沢尾根の急登になる。30分ほど歩くとブナ林となり大峰山からの縦走路分岐である中ノ沢分岐にでる。山頂まで15分くらいである。

🔶大沢尾根コース(登山口から山頂まで1時間)

車断ゲートから歩き始めると、林道登りとなる。10分ほど行くと左手に登山道標柱があり、小丸太で整備された階段三曲がりで杉林に入る。道は左手に曲がり、大沢尾根コースと呼ばれる一本調子の登りが始まる。かなりの急坂だ。ナナカマドの休み場を過ぎるとブナが目立つようになる。急坂を詰めれば右手大峰山からの稜線登山道と交わる大峰山分岐となり木造りの椅子をしつらえた休み場があっる。5分ほど進むと櫛形山の肩の部分の稜線を下り、ブナ林の中を登ると櫛形山山頂である



櫛形山のブナ林

ブナ林は、櫛形山(568m)山頂周辺の緩斜面に群生している。櫛形山稜のブナは、海岸から10km、標高わずか500mほどの稜線に群生していて、通常高山に植生することから珍しいとされている。
関沢の大沢登山口から山道を登り、しばらく行くと尾根伝いの道になり、多少急な坂道が続くが1時間ほどでブナの原生林に着く。※ストリートビュー

























櫛形山 大沢コース登山口 中ノ沢コース登山口 中の沢分岐