神宮寺 Jinguji Temple 十日町市



十日町駅の北約2.2㎞、国道117号線に沿う四日町集落にある。
創建は平安時代初期の大同3年(808)、征夷大将軍坂上田村麿と伝えられる曹洞宗の名刹。
境域は約1万6500㎡、樹齢300年以上に及ぶのをはじめ、300本の杉木立の中に荘厳な山門と本堂がある。
観音堂(本堂)は天明2年(1782)造営、軒高6.65m、棟高17.2m、カヤ葺き、山門は明和6年(1769)造立の軒高6.7m、棟高13.56m、入母屋造り、茅葺きである。
本尊は平安時代後期(11~12世紀)の木像十一面千手観音像(県指定文化財)を祀る。寺宝には、平安時代末期の木像伝広目天立像と同毘沙門天立像(ともに県指定文化財)がある。
また、境内はじゅうたんを一面に敷き詰めたように苔が美しく、別名越後の苔寺とも呼ばれ森厳な雰囲気を漂わせている。古代、妻有地方の総鎮守として信仰を集めていた。






地図 ※画像