長徳寺 Chotokuji Temple 新発田市



長徳寺は、新潟県新発田市にある仏教寺院。4.200㎡余りの境内に、本堂・庫裏・山門がたつ。
堀部武庸の生家中山家の菩提寺である。武庸が新発田から旅立つ時に植えたとされる石台松(現在は二代目)がある。また寺の入口に、「義士堂」がある。1929年(昭和4)に雲右衛門が寄贈した赤穂浪士四十七士の木像を納めるために建てられた。調査によって、天井画57枚は時の政治家や軍人が描いたものと判明している。毎年吉良邸討ち入りの12月14日に彼を偲び「義士祭」が行われる。
天正13年(1585)に関根慶順(室町幕府管領の細川政元の家臣で蓮如上人の直弟子)が開基となり創建したのが始まりとされます
長徳寺本堂は、2017年(平成29)、国の登録有形文化財(建造物)に指定された。新発田城跡南側にある本堂は、1850年(嘉永3)に建築され、入り母屋造りの屋根で、参拝者が礼拝する「向拝」には獅子や麒麟など力強い彫刻が施されている。
12月14日「義士祭」に合わせ一般公開される義士堂の「赤穂浪士四十七士の木像」を手掛けたのは、四十七士の中で唯一生き残った寺坂吉右衛門だといわれている。近年、義士堂にある長持の中から見つかった文書に記されていたという。
☯2017年(平成29)11月26日、市民団体「武庸(たけつね)会」によって堀部安兵衛の墓碑の建碑式が行われた。赤穂浪士の墓所の泉岳寺(東京都港区)から持ち帰った墓の土が墓碑に「納骨」された。







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