桂清水 Katsura Shimizu 阿賀町


目の前には観光船のくだる阿賀野川ラインがゆったりと流れ、周囲は樹齢数百年を誇るケヤキやブナの大木など十種類以上の木立に覆われる旧国道沿いにある。
水源は道路の決壊でゆくことはできないが、岩盤の切れ目から湧き出る量は、1日100t。水温は四季を通じて11℃で水質にも優れ病人への正気づけや茶の湯用として重宝されてきた。
伝説によれば、諸国行脚していた弘法大師がこの地区を通りかかったとき、住民に水を求めると水質の悪い水が出された。住民に訪ねると、この近くにはきれいな水の無いことがわかった。住民を哀れんだ弘法大師が道端の桂の枝を拾って岩に向かって投げたら、枝が岩に刺さりそこから滾々と清水が湧き出たという言い伝えがある。以来、住民は「桂清水」と名付け、ありがたい清水として大切に利用してきた。
近年、道の駅「阿賀の里」まで、パイプで「桂清水」から清水を引き込んでおり、簡単に利用できるようになった。
(☛ 道の駅阿賀の里)
















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