五十沢渓谷 Ikazawa Valley 南魚沼市
三国川は、新潟県と群馬県の分水嶺をなす丹後山から兎岳(1925m)にかけての山塊を源流部となす。この山塊は利根川の源流部でもあり、分水嶺となっている。 渓谷は、三国川ダムのダム湖(しゃくなげ湖)の上流部の、下津川と黒又沢が三国川に合流する十字峡から奥へ入った三国川本流に見られ、水が豊富で明るく、美しい渓谷だ。 しゃくなげ湖湖の周りは車道でつながれ公園化され、観光開発が進められている。 十字峡から両岸は切り立ち、廊下のような細い谷間が続く渓谷沿いには、丹後山登山口に続く遊歩道がある。 次第に、V字形の山あいを深くしていくと谷も深くなり、巨岩がゴロゴロ重なり合う渕をつくる。水量の多い急流に洗われて岩は白っぽく、つやつやしている。岩混じりの断崖の山から、枝垂れ柳に似た滝が落ちる。十字峡から10分ほど歩いた所に、山肌から流れ落ちる「虹の滝」がある。 十字峡周辺は紅葉の名所となっている。紅葉に彩られた渓谷は見事だ。 三国川ダム三国川ダムは、大雨の時にダム湖に水を貯め、下流域での洪水被害を防ぎ、また水を有効利用する治水利水の為の多目的ダム、国土交通省北陸地方整備局直轄管理の中央コア型ロックフィルダムです。昭和44年の大洪水で、死者4人、重傷者9人、建物被害3,300戸、被害総額42億円(魚野川流域)の被害が発生しました。これを契機に、新潟県が予備調査を行い、ダムの建設が1975年に開始され、1992年に竣工しました。 所在地 南魚沼市舞台745-48 問い合わせ先 ☎025-774-3015 ダム型式 中央土質遮水壁型ロックフィルダム 堤高 119.5 m 堤頂長 420.0 m 堤体積 7,214,000 m³ 流域面積 76.2 km² ウェブサイト http://www.hrr.mlit.go.jp/saguri/ |
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