早出川渓谷 Hayadegawa Valley 五泉市


早出川は新潟市から日本海に注ぐ阿賀野川の大支流である。
矢筈岳(標高1,257.5m)を源とする早出川の上流は、雄大な山々の風景が楽しめる渓谷になっている。大量の積雪、雪崩が谷や深い渕や滝を形作りスラブ状の岩が迫る。田川内を過ぎ、早出川に架かる橋を渡った左岸が「衣岩」である。見事な柱状節理を見せている。
この辺りから奥早出・粟・守門県立自然公園の景観が展開する。やがて道路左側に、二段になって落ちてくる落差11mの滝がある。「夫婦滝」である。
早出川ダムは青く水をたたえ、歩道がダム湖の右岸を巻いて、金ヶ谷に続く。金ヶ谷の歩道から見下ろす谷は、早出川渓谷でもっとも美しい渓谷美を見せ深渕となる。
早出川ダムまでの道のりは良いドライブコースとなっており、ダム周辺には衣岩・夫婦滝など見所がいっぱい。ダムから見渡す雄大な山々の風景がオススメ。新緑や紅葉がとてもきれいになる。


早出川ダム

早出川は、矢筈岳(標高1,257.5m)を源とし、渓谷を北西に流下し、杉川、仙見川を合わせて五泉市、新潟市秋葉区を流れ阿賀野川に合流しています。流域面積258平方キロメートル、流路延長40.6キロメートルの一級河川です。
この早出川は、昭和33年以来、36年、41年、42年と相次いで集中豪雨により流域に大きな被害を受けたため、治水計画を再検討し、その結果、現在の地点に早出川ダムを建設し、洪水調節を行うこととしました。
この計画に基づいて、昭和46年から昭和55年までの10年間かけて早出川ダムは「洪水調節」のほか「特定かんがい用水」「水力発電」の3つの目的をもった多目的ダムとして建設されました。ダムの建設にかかった事業費は113億円です。


所在地:新潟県五泉市小面谷字飛石2982
問い合わせ先 0250-55-6304 ダム管理課(早出分室)
ダムの形式 重力式コンクリートダム
堤高 82.5 メートル
堤頂長 240.0 メートル
流域面積 83.2 平方キロメートル

パンフレット ウェブサイト http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/847/
738/homepeajipanfu%20takeuti.pdf


衣岩

川を挟んで対岸に見えるのが「衣岩」です。
川内の山々は、郡境から流下する川の浸食により深いV字型の険しい谷をなして人々を寄せ付けない秘境となっています。
衣岩は早出川の浸食により山肌が削られ岩肌が露出し、幅約五十メートルにわたって石英粗面岩の柱状節理が規則正しく並んでおり、川内谷の険しさ、恵まれた自然をあらわす代表的なものです。
春は、山肌一面に新緑の木々が茂り、秋には木々が赤や黄色に紅葉し、冬は深い雪に覆われ、四季によって色々な表情を見せてくれます。また、下流にかかる「衣橋」から見る景色は水面に岩が写りひと味違った景色が楽しめます。

夫婦滝


視後平の滝

村松町で唯一、国土地理院の地図に記されている滝が「視後平の滝」です。
川内の山々は、郡境から下流する川の浸食により深いV字型の険しい谷をなして人々を寄せ付けない秘境となっています。
視後平の滝は、早出川に注ぎ込む沢のひとつに位置し、滝の大きさは、落差約三十メートル、滝の上部は幅約一・五メートルで、川内谷の険しさ、恵まれた自然をあらわす代表的なものです。
以前は、この滝に辿り着くまで獣道を長時間歩いていかなければなりませんでしたが、哺土原林道が整備されたことにより林道より徒歩十五分で行けるようになりました。

忠犬タマ公の古里




















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