蓬平温泉 Yomogihira onsen 長岡市



長岡市の南東端に位置し、長岡駅から南東へ車でわずか約20分の距離。太田川上流部の山々と川に囲まれ旅情を味わえる雰囲気のある温泉。新緑の頃、涼風の渡る夏、紅葉の秋とそれぞれに風情がある。
明徳元年(1390)に楠一族の家臣で南朝の武将、高野木永張が、五泉市にある善光寺に向かう途中、傷を負ってこの地に迷い込むと、夢枕に丹生川上大神の分身の高龍と名乗る老翁が現れ、白色の泉水(蓬平温泉)の場所を告げたという。高野木は、その白泉で傷を癒し、無事に善光寺に行くことができた。その話を聞いた村人が、高龍大神の小祠を建てたのが同神社の始まりという。蓬平温泉は「縁起の湯」として評判を得た由来である。
現在の高龍神社は商売繁昌、家内安全の神様として知られる。大正時代に社殿が建立。祭神は豊玉姫命。高龍神社の奥の院の参拝もおすすめ。
太田川沿いに温泉宿が開業したのは明治2年(1869)である。 3軒の宿があり。とろみのある湯は参拝客に「縁起の湯」と呼ばれてきた。泉質は同じだが宿それぞれに自家源泉があり、わずかな違いも楽しめる。温泉質が評判で「すべすべ」「ツルツル」美肌の湯として特に女性に人気である。






よもぎひら温泉 和泉屋
蓬平温泉 関越自動車道長岡I.Cより約40分、長岡南越路SIC(ETC専用)より約25分
蓬莱館 福引屋
蓬平温泉 長岡南越路スマートICよりお車で約20分/長岡ICよりお車で約30分/長岡駅よりお車で約25分※送迎有・要予約
花の宿 よもやま舘
蓬平温泉 上越新幹線長岡駅より車で約25分。長岡駅まで送迎もいたします(要予約)。




高龍神社 ( こうりゅうじんじゃ )

商売繁盛の神様として、商売や金運にご利益があり、県内からそして全国各地から参拝者が絶えない。パワースポットとしても有名だ
太田川の上流で三方を山に囲まれた美しい地に建ち、狭く急な118段の石段を上ると、小規模な境内が現われる。
高龍神社は大正中期に社殿が建立され、比較的新しいが、信仰の歴史は古いといわれている。今から約600年前に、南朝の武将高野木民部永張が戦いに敗れて都を落ち、会津に向かう途中で、夢枕に丹生川上大神の分身の高龍と名乗る老翁が現れ、白色の泉水(蓬平温泉)の場所を告げたという。高野木は、その白泉で戦で負った傷を癒したという。村人たちは何百年もの間、この高龍神社伝説を信仰してきたのだという。
高龍神社で有名なのが白蛇。これは御神体である龍の使いとされる。龍を祀っている奥の院と神社の中間点にある院には、実際に白蛇がいるといわれている。蛇は執念深い動物と言われているので、商売もこの蛇にあやかって粘り強くやれば成功するといわれる。
境内には龍の彫刻が施された龍神塔や、階段の入り口にも龍神様の絵があり、いたるところに龍神様が祀られている。

  • 〔御祭神〕 高龍大神 ( こうりゅうおおかみ )豊玉比売命 ( とよたまひめのみこと )高龗神 ( たかおかみのかみ )暗龗神 ( くらおかみのかみ )
  • 〔所在地〕 長岡市蓬平町1284
  • 〔問い合わせ先〕 ☎0258-23-2020

竹之高地不動社

弘仁年間(810年-824年)、大師は本山建立の地を探して全国を行脚した。その時この地にも足跡を残している。
長岡の東山山系の中で、柿から奥の山は「三谷たらず」と呼ばれ古来、霊山とされていた。大師は難破峠(南蛮峠)を経て、多岐之河内(竹之高地)と呼ばれるこの谷を下り、途中この滝に行く手を阻まれた。眼下数十丈を落ちる荘厳な滝の姿に心を打たれた大師は、不動明の石像を刻み、滝のほとりに安置した。

それから約七百年後、無人のこの地に初めて集落を作った原美濃守(落武者)は、集落の鎮守様としてこの不動明王を祀り祠を建てた。美濃守の守護神も不動明王であった。その後、社殿は数回建て替えられ、現在の社殿は中越大震災の後、平成18年(2006)に建立されたものである。
本尊大日大聖不動明王はその限りない力をもって人々のあらゆる苦難を打ち払い、心身の病を癒し、真実を見究める眼力を授けると伝えられ、多くの崇敬者を集めている。

  • 〔所在地〕 長岡市竹之高地町1906−2

竹之高地不動社の水

手水舎には2つの注ぎ口から水が流れ、そのうちの一つは「古来薬効ありといわれ保存できる」といわれている。昔、三条の刀鍛冶「三条小鍛冶祟近」が仕事中に火花で片目を怪我をしたさい、「山深い滝にうたれ祈願すれば治る」という夢を見た。この竹之高地で滝にうたれ祈ると、目が治ったと伝えられている。神社の総代によれば、手水舎のご神水にも関わらず、水汲みに訪れる人もいるという。

不動滝

不動社の手前にある竹之高地不動滝は50mに及ぶ3層の名瀑。岩肌を滑るように流れ落ちて来た水は、第一の滝壺に一旦落ちた後、更に下へと下っていく。変化に富み絵になる滝だ。遊歩道も整備されている。第一の滝の右側には大きな自然石があり、不動明王にみえたことから、不動滝と名付けられたという伝承がある。修験者の修行場としても知られている。

  • 〔所在地〕 長岡市竹之高地町2279

天空のブナ林

ブナ林は、猿倉岳(標高679メートル)山頂にあり、山吹色に染まる遊歩道は、地元民が20年近く整備を続けている。
標高679mで車でも行けるが、登山初心者でも登りやすく、ゆっくり散策しながら山頂を目指すのもいい。長岡市内でもブナ林がまとまった姿で見られる場所は多くなく、天空のブナ林のようにまとまった姿で見ることのできる猿倉岳はとても貴重な存在。(案内図)


  • 紅葉
    〔見頃〕 11月上旬











There are three ryokan (Japanese-style inns) in this hot spring resort, which is home to the Koryu Shrine, known as the Dragon God of Prosperity. Day-trip bathing is available. Surrounded by mountains, visitors can enjoy cooking with wild vegetables in early spring.