赤湯温泉 Akayu Onsen 湯沢町



赤湯温泉は標高1060メートル、清津峡の源流にほどちかい河原に涌く温泉。
江戸時代に猟師が発見したという苗場山麓に涌く”山奥の秘湯”。そのお湯の良さが里人にも伝わり、多くの人が湯治に訪れたという。車も入れず、携帯電話も使えない山奥にある。山道を歩いて2時間の秘境の一軒宿で登山の準備は必須だ。明治30年(1897)ころに現在の山口館の前身となる最初の山小屋が開かれた。
温泉は清津川渓流の河原にあって60度前後の湯がこんこんと涌き出ている。赤湯と呼ばれ、鉄分の多いのが特長。その含有量の違いで色が異なり、湯は「青湯」「薬師湯」「玉子湯」の三つがあり、いずれも露天風呂。昼は太陽の下で大自然を、夜はランプで星空を楽しむ。営業は4月29日~11月3日まで。冬季は閉鎖となる。

赤湯温泉には3つの異なる湯が自噴している。一番下流にある「青湯」は無色透明の弱食塩泉。源泉は50℃。「青湯」の上流には「薬師湯」と「たまご湯」がならんでいる。「薬師湯」はほんのわずかだが黄色がかった白濁の湯で、源泉温度は39度とやや低めだ。「たまご湯」は黄色がかった透明度のあるお湯で、源泉は56~57度の含石膏食塩泉で、保温効果がある。





















赤湯温泉 元橋