二ツ屋 弁天池 Futatsuya Bentenike 十日町市



弁天池は、二ツ屋温泉に近い羽根川沿いにあり、太古のハスが群生することで知られる。
このハスは二千年蓮といわれ、千葉県の弥生時代の検見川遺跡から発見された種子を発芽させたもので、蓮研究の権威大賀一郎博士が、昭和35年、当地に移植したものが年々増加したものである。
現在では、3千株の神秘的な、薄紅色の花が咲き誇る。
見ごろは7月下旬から8月上旬にかけて、朝5時ころに開花し、午後2時ころに閉じる。



≪現地案内看板≫

大賀蓮(二千年ばす)
由来
ハスの世界的権威者として知られた大賀一郎博士(昭和四十年没)が古代織物のご研究で十日町に来市されたのがご縁で、昭和二十六年千葉県の検見川遺跡の地下二十尺の青泥層の中から発見された三粒の蓮の実が、奇跡てきに発芽した。その蓮根をたずさえて、昭和三十五年五月二日、再び来市された博士は、自ら踏査した数ヶ所の候補地のうちから最も好い条件のところとして、この場所を、選ばれたのである。





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