佐潟公園 Sagata Park 新潟市



県内でも最大級の砂丘湖の佐潟は、佐渡・弥彦・米山国定公園区域内に位置し、市内に残された自然の宝庫だ。。
佐潟は1996年(平成8)1月30日に国内で10番目、新潟県では初めて、水鳥の生息地として重要な湿地を保全するラムサール条約に指定された。湖水面積は43.6ha、周辺地域を含めて76haが登録の対象となっている。
早くから鳥類の越冬または繁殖地として注目され、1981年(昭和56)3月国設鳥獣保護区に指定され、環境庁の観察舎が設置されている。
沼貴重なオニバスなど水生植物が数多く見られ、鳥類の観察地ともなっている。
秋から冬にかけて、ハクチョウヒシクイマガモコガモオナガガモなど十数種のガン・カモ類が翼を休めている。オジロワシオオタカチュウヒノスリが上空を旋回する。
早春には、小鳥たちがやってくる。オオヨシキリカイツブリバンオオバンコアジサシが見られる。
オニバスが湖面を覆う夏には、ヨシゴイサギたちが餌をさがす姿が見られる。

オニバス(鬼蓮)は、浮水性の水草であり、夏ごろに巨大な葉を水面に広げる。本州、四国、九州の湖沼や河川に生息。植物全体に大きなトゲが生えており、「鬼」の名が付けられている。特に葉の表裏に生えるトゲは硬く鋭い。葉の表面には不規則なシワが入っており、ハスやスイレン等と見分けることができる。また、ハスと違って葉が水面より高く出ることはなく、地下茎もない。







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